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本、映画をつづる日記
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ずっとミュージカル!
セリフなし!

人の優しさに触れた罪人が聖人になる話。
原作が相当古いので、パーツパーツの流れはよく聞いたことのあるような悲話。
衝撃や頭を悩ませる謎なども無いので、正直ちょっと退屈した。
それでも鑑賞後は誰もが暖かい気持ちになれる愛のストーリー。
ミュージカルでよく演じられ、長い間一定の人気を得ているので注目度も高く、スケールの大きさや俳優の豪華さからミュージカルに馴染みのない人へも興味を持たせたのだろう。
そしてどん底から這い上がる物語は人気が高い。
その中で、孤独と愛という万人共通のテーマを描き、観客の共感を得たのかもしれない。
愛で生きる力を得て、愛によって使命を認識し、愛で誰かの命を救う。
救った命が愛を育み、自分に愛を与えてくれる。
巡り巡る話はいいよね。
救いがある。

登場人物の全員が『孤独』を意識していて、彼らは皆愛を渇望していた。
愛を知っているから孤独が生まれる。
そういった皆の孤独にも共感を感じる。

ジャンバルジャンとジャベールの対立と共に、対比も描いていて。
ジャベールは神の名のもとに、自分が正しいと思う正義を貫いていた。
同じ偶像を崇拝していたのに、受け取り方がこうも異なり、正反対の信条を掲げて生きるという違いがなんだか勉強になった。
強固な信条は、異なる信条を受け入れられず、施しを受けた自分を許せず、強固な意思によって自ら命を絶つ。

あと平等は死ぬことでしか得ることしかできない、という子どもの言葉が印象的。
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