本、映画をつづる日記
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ずっとミュージカル!
セリフなし! 人の優しさに触れた罪人が聖人になる話。 原作が相当古いので、パーツパーツの流れはよく聞いたことのあるような悲話。 衝撃や頭を悩ませる謎なども無いので、正直ちょっと退屈した。 それでも鑑賞後は誰もが暖かい気持ちになれる愛のストーリー。 ミュージカルでよく演じられ、長い間一定の人気を得ているので注目度も高く、スケールの大きさや俳優の豪華さからミュージカルに馴染みのない人へも興味を持たせたのだろう。 そしてどん底から這い上がる物語は人気が高い。 その中で、孤独と愛という万人共通のテーマを描き、観客の共感を得たのかもしれない。 愛で生きる力を得て、愛によって使命を認識し、愛で誰かの命を救う。 救った命が愛を育み、自分に愛を与えてくれる。 巡り巡る話はいいよね。 救いがある。 登場人物の全員が『孤独』を意識していて、彼らは皆愛を渇望していた。 愛を知っているから孤独が生まれる。 そういった皆の孤独にも共感を感じる。 ジャンバルジャンとジャベールの対立と共に、対比も描いていて。 ジャベールは神の名のもとに、自分が正しいと思う正義を貫いていた。 同じ偶像を崇拝していたのに、受け取り方がこうも異なり、正反対の信条を掲げて生きるという違いがなんだか勉強になった。 強固な信条は、異なる信条を受け入れられず、施しを受けた自分を許せず、強固な意思によって自ら命を絶つ。 あと平等は死ぬことでしか得ることしかできない、という子どもの言葉が印象的。 PR |
カレンダー
フリーエリア
最新CM
最新TB
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
ブログ内検索
P R
|