本、映画をつづる日記
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改めてTV版12話分をまとめた映画版を観てみた。
実は通常のほんわか魔法少女アニメじゃありませんでした。 で引き込まれ、 実はこっちが主人公でした。 でOPの秘密に感動する。 そういった仕掛けが上手いアニメ。 設定もしっかりしており、伏線も数多く、初見は考察が楽しめ、二回目以降はその伏線の多さに驚く。 希望と絶望が表裏になっていることを主軸としていて、マミの章は魔法少女という夢と隣り合わせの死。 今見たら3章のマミの死亡フラグびんびんなんだけど、この時はそういうアニメだとも分かってないので気付かない。 ここでほんと一気に雰囲気が変わる。 さやかの章は、正義と欲望との葛藤。 誰かのためにやったことが自分を苦しめることだった。 まとめて見ると、恭介を助けた直後の嬉しさから、仁美と付き合ってしまった後の絶望への描かれ方が残酷なほど直下降。 そして杏子の存在がさやかにとっての希望。 真実を知ってからは、さやかは絶望いっぱいで、杏子の優しさに優しさで返すことはなかったし、気付くこともなかったけど。 その一方通行さはほむらとシンクロするところもあるなぁとか。 失恋ってほんとに心細くなる出来事だし、その上身内で1人だけいきなりゾンビ状態になっちゃって。 魔法少女になってからも、なんだかんだずっと寂しい状況だったんだと思う。 さやかの自我がなくなった後とはいえ、その孤独な心に寄り添おうとした杏子は、彼女にとっての救いに見えた。 そしてさやかとの出会いは杏子にとっても救いになっている。 ようやく命を懸けて叶えたい願いと、二人の間で共通項となっていた自己犠牲の意味の答えを見つけ、見返りを求めない愛と願いを体現した。 ここで絶望とか葛藤とかだけを見せているアニメじゃないんだなぁと感じ。 そしてほむらちゃんへ… 初めは魔法少女でもなく、ただ守られる側の一般人で。 魔法少女になってからも、なかなかうまく使える魔法じゃなくて、不器用さが目立って。 今までのほむらちゃんの印象とは全く異なっていて。 それは同時に彼女の努力と何度も重ねてきた時間を表していて、心打たれる。 反比例するように最初のまどかは頼りがいがあって。 守る側から守られる側になっていくうちに、人はその役割に準ずるようになっていくのかもしれない 迷いがなく、「誰かのために戦っている」という自信があるっていうのも、人を強くするのかもしれない。 最後のまどかの願いは、放送当時は展開がぶっ飛んでるように感じてぽかーんとしちやったけど、今となってはほむらの行動含め、全ての魔法少女の願いを救う順当な発想だと思う。 ほむらのように「一人のため」ではなく、「全て」を対象にしているところも、後の神と悪魔への変貌につながっているし。 最終的に全員が希望を持てるグッドエンドで、全体の印象も良い。 心に残る魔法少女アニメ。 PR |
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