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本、映画をつづる日記
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トレインスポッティング 監督:ダニーボイル(普通じゃない、28日後…、ザ・ビーチ)
原作:アーヴィン・ウィルシュ
製作:1996年、イギリス
製作費:350万ドル
興行収入:1650万ドル(北米)
キャスト:レントン…ユアン・マクレガー
ベグビー…ロバート・カーライル(フルモンティ)
スパッド…ユエン・ブレムナー(エイリアンVSブレデター)
ダイアン…ケリーマクドナルド(ノーカントリー)

―あらすじー
スコットランドが舞台で、ドラッグと暴力に溺れている青年達のストーリー。
マクレガー演じるレントンもドラッグ漬けの日々を送っていたが、ある日ヤク断ちを決断する。
麻薬で満たされない欲を性欲で満たそうと、クラブへ向かうレントン。
そこでクールな女性を見つけ、なんとかワンナイトラブに持ち込む。
翌朝、彼女が女子高生だと分かり、落胆しながらその場を後にする。
結局うまくいかない現実に、レントンは開始12時間でドラッグに戻ってします。
リバウンドさながら、以前よりヤク漬けになる仲間達。
唯一ドラッグも暴力もしていなかった健全な友人も、彼女にフラれたストレスからドラッグを打つことに。
万引き、犯罪にも手を染め、警察に捕まってしまうも、一人は刑に、マクレガーは更生プログラムで刑を免除。
免れた喜びと、一人だけ免除になった気まずさから、マクレガーはもう一発…と隠れてヘロインを打つが、過剰摂取でぶっ倒れる。
すぐさま病院に運ばれ、実家で強制的に更生されることに…・
マクレガーは自室に鍵を掛けられ、麻薬の禁断症状と戦う。
無事禁断症状も収まり、就職してまともに社会復帰しようとするが…

―感想― 徹底的なジャンキームービー。
汚物などの汚いシーン、血みどろ暴力シーンを隠すことなくすべてを写すダニーボイルらしい作品なんだろうか。
この辺を基本的に受け付けないタイプなので、顔が引きつるところも多く、2度目は正直いいかな、という感じではある。
冒頭のマクレガーの独白や、この映画全体を取り巻く雄々しさは「ファイトクラブ」を思わせる。
ポップな音楽スタイリッシュに仕上げたこの映画は、当時のイギリスで大ヒットし、ブームを巻き起こしたらしい。
確かに選曲がおしゃれで、OP・EDのアンダーワールドとイギーポップは最高だし、何度も聞きたくなる。
しかしドラッグのリアルで悲惨な結末をもしっかり描いているので、よくぞそんなに万人に受け入れられたなと驚きではある。
ドラッグの作用である無気力により、自分の赤ん坊の世話を忘れ、干からびさせてしまう母親。
友人のトミーは、初めドラッグに手を染めておらず、筋トレにいそしみサッカーを楽しみ、彼女とのセックスを楽しむ健全な青年だったのに。
ドラッグによってエイズにかかり、外に出なくなり、最終的にトキソプラズマで死んでしまう。
麻薬による幻覚症状や、依存症の行動の表現がまた光っていて。
当時麻薬にまみれていたイギリスの情勢に対する社会風刺的作品になっている。
スラムドッグミリオネアの時も感じたが、ボニーダイルはそういったストーリーを描くのがうまい。
社会の問題を切り取り、その残酷さを如実に表す。
だから二度目は見たくなくなる。
監督の実力は素晴らしいが、好きではないので☆3.9。
ちなみにタイトルの意味は、鉄道オタク。
当時スコットランドの鉄道操作場の跡地があり、
そこにドラッグの売買人がたまるようになった為、
ドラッグをやりにそこに向かうことをトレインスポッティングと呼ぶようになった。
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