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本、映画をつづる日記
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監督:佐藤佑一(ブラック会社に勤めて~)
脚本:古沢良太
興業収入:4.1憶

日本アカデミー作品賞。
最高に面白かったミステリーコメディ。
1つの場所でただひたすら5人で話してる低予算映画なのに、そのハンデを全く感じさせない。
脚本と、演出の勝利。
すべての情報に意味を与えられている気の抜けないストーリー。
5人の至った自殺の真相のシーンではシナプスが 繋がるような興奮を感じさせてくれた。
一気に変わる場の空気。
それで終わりかと思いきや、まだ止まらない種明かし。
加えて、待っていたのは後味の良い結末。
誰が彼女を殺したのかではなく、誰が彼女を「如月ミキ」たらしめたのかという疑問に移る大どんでん返し。
この5人の集結にも大きな意味をもたらす推理。
キャストでいえば、いちご娘に香川照之という大御所を持ってきた大胆な配置に称賛したい(笑)。
カチューシャを付けて、大きな愛でアイドルを見守る彼は最高にクールだった。
そして小栗旬のプラフっぷり。
他四人が自らの如月ミキとの関係性を露呈させていく流れの中最後に残った一人、警視総監の息子という立場にストーカーの訴え履歴が消された事実、怪しいカメラワーク。
ドキドキさせられた結果、彼こそが自己死の原因だったが、彼こそがアイドルとしての如月ミキを形成していた。
なんて気持ちの良い騙され方だろう。
ちなみに「如月」は2月に亡くなったことからかという、どうでもいい発見。
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