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本、映画をつづる日記
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監督:中村義洋(アヒルと鴨のコインロッカー)
脚本:林民夫(永遠の0)
犯人:蓮佛美沙子
篠山:金子ノブアキ
映画の敗因として、
配役のせいで菜々緒の性格が読めてしまうのと、 Twitterの声当ての演技が微妙だったこと…。
犯人は意外性がありましたが。

井上真央は良い演技するようになりましたね!
こんな存在感を消した役も出来るのかと。
綾野剛も受賞してましたが、特に印象深いシーンは私にはありませんでした。

ネット社会を素材として扱った湊かなえ作品は本作で(私が知る限り)2作目ですが、高校入試よりリアルな動きかたでした。
Twitterよりは反応が2chに近いなと感じましたが。
まず印象からの人物像、そして社員の尾ひれのついた独断的観測を元に、ヒートアップする無関係の人間の推測、事実とはどんどん解離し親ですらその波にさらわれる。
綾野剛は最も客観的な立場であり、数多くの井上の周りの人間から事情を聴取したにも関わらず、本来の当事者の人間性から印象を遠ざけたブーストとして機能したことから、野次馬の客観性は当てにならないということを意味しています。
ラストに綾野剛が痛い目を見るところで、「無関係」との紹介があったのは制作者からの痛烈な皮肉でしょう。
風刺的作品として自らを省みるきっかけとなる映画です。
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