本、映画をつづる日記
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主人公…ショーン・コネリー(007)
黒人警察…ローレンス・フィッシュバーン(マトリックスのモーフィアス) 脚本…ジェブ・スチュアート(ダイハード) 教授であるショーンが少女殺しの罪で死刑判決が下ってしまった無実の黒人を 助けてあげる話。 最初から最後まで引き込まれっぱなしだった^^ 警察のずさんで暴力的だった捜査・田舎の町の偏見と見えない思想の圧力などが ショーンの正義を刺激し、やる気がピークに達したところで「真犯人」が明かされ、 黒人は無事に無実を獲得する。 出来すぎた構成だけどこれはボビーアールが仕組んだものではなく、環境に関しては 全て偶然だった。だからこそ自然で、犯人が正しいという事には気付けなかったのかもしれない。 ボビーアールは現実を利用しただけ。<br> ならばどこからボビーアールが計画したところだったのか。 殺したのはほんとに思うがままにやってしまった事なのだと思う。 その後のリスクが高すぎるし、妻への復讐目的ならそもそも ショーンの娘を誘拐して同じ事をすればいいのだから。 そうなると獄中で偶然利用できそうなサリバンに会い、誰に捜査をさせるか調べていた過程で 思いついた計画というのが可能性としては高い。 サリバンが「彼には理由がある」と言ってた事から、計画の段階では妻があの検事だという事実は わかっていたはず。 でも何故いきなり獄中で復讐に燃えだしたのか。 罪状である少女殺しがその時の延長戦だから、関連して恨みを強め、復讐に走ったからではと思う。 性欲を抑えられず強姦へと走ってしまったのが去勢されたことが原因で起こったことであり、 終わった時点でその考えに至り、妻への恨みを強め少女への残忍な刺殺へと至ったと考えると わりとつながる。 タイトルの「理由」はボビーアールの行動の「理由」ということを表しているんだろうけど、 英語訳の方ではJustCause=正当な理由。 ショーンの当初の思想の根本である死刑の正当な理由とはなにか、ボビーの復讐は正当な理由として認められるか という事をテーマにあげているという風にも取れる。 冒頭のショーンの講習会のようなものの中で、白人による黒人の差別を蔑視し死刑に断固反対し、 「家族が被害にあったとしても、復讐が認められる社会のシステムを私は認めたくない」 という主張を思い返すと、守った元死刑囚が事実犯罪者であり、 しかも自分の妻に恨みを持ち復讐の意思を家族に向け、 家族を守るために自分が殺した、という結末を考えると皮肉だなと感じた。 PR |
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