本、映画をつづる日記
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ダニーボイル監督「トレインスポッティング」
インドが舞台。スラム出身の無学の青年がミリオネアで1000万まで
達成したことで詐欺罪を疑われ、答えが分かった理由を一つ一つ
警察に語る話
問題の一つ一つが自分の生い立ちと深く関わっていて、
ミリオネアの問いに合わせて自分の人生を振り返る話でもある
すごく都合の良い問題ではあるんだけど、そんなの気にならないくらい
壮絶な人生であり、まとまりのある綺麗な構成だった
兄が一貫して最悪の性格を醸していたけど、基本は弟自体は大切にしていたんだよね
一番は自分第一だったけど二番が弟
弟のものを奪いはするけど、弟自身は傷付けはしない
これがよく出ていたのがラティカとの差
仕返しとはいえ事実を知った状態で脱走を図った後
ママンのもとへ残したら無事ではすまないとわかるはず
でも仕返しの意味も含めてわざと手を離す
ジャウィヤの組織に入るときも献上品としてラティカを差し出す
弟の好きな相手を奪いはしたけど弟は巻き込まなかった
彼にとってラティカは一緒に過ごしてはきたけど本当に「どうでもいい相手」で
ジャマールは弟なんだなと
ラティカを献上した後宗教に染まり、そこで初めて自分を犠牲にすることを学んだ
ラティカというより弟の幸せのためにラティカを逃したのだと思う
「ミリオネアは人々に夢を見せる番組」だから、勝ち進むジャマールに
感慨を受けてそこまでの行動に出れたというのもあるかもしれない
スラムとかギャングとか暴力やらなんやらの黒い世界は好きじゃないから
2回目はいいやって感じだけど
良い映画だった。
あれインドだと普通に行われていることみたい
治安の悪さとか、イスラームとムスリムの争いとか
ママンで目をつぶされた男の子がジャマールに言った言葉が一番印象に残ってる
「君は幸運だった。僕は違った。それだけだ」
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