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本、映画をつづる日記
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最初っから見せることもやることもなすことも過激で
いちいち目が離せなくなる。
未成年の子供を相手とした、優しいとは言えない「教育」は
少し女王の教室を思い出す。

今回の友情を取り戻したことで茂之の問題は完全に終わらせた。
勉強への熱意を、恋愛を用いてやる気スイッチを押させるという手法は
仮にも教師が働き掛ける手段として実に斬新。
勉強だけでなく、子供の生活全体を見なければ出てくる視点じゃない。
そしてあえてそのやる気の元を断たせ、自ら反発心を奮い立たせるという発想を持てるまで
成長させたんだと成長の具合も見せてくれたと。

そして今回からメインとなってきたのが神木君。
表面的な解決しか見出せない父親と、痛みを先回りして痛みを回避してきた母親によって
生み出された息子。
自分本位で他人の痛みに鈍感で。でも皮を被って穏やかそうに過ごしている。
追いつめることで皮をはがし、素を出させてから
彼の凶器によって人を肉体的に傷めるという現実を経験させる。
彼に痛みの恐怖を与え、似た経験をした浮気相手に救いの手を伸ばそうという気持ちを引き起こさせる。
痛みは経験しないと分からない。想像できない。
てっきりいじめられる側に回させるのかと思いきや、同じもので返さず
自分の残酷さがどれほど小さい覚悟で大きなものなのかというものを理解させるに留めたんだな。

かつての自分と同じような子供を助け、その原因となったいじめっ子の芽を改心させる。
そしてそのいじめっ子は家族・両親という環境から成り立っている。
うーん楽しい。そして続きも楽しみ。
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