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本、映画をつづる日記
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監督:ミヒャエル・ハネケ
ジョルジュ:ジャン=ルイ・トランティニャン(男と女)
アンヌ:エマニュエル・リヴァ(二十四時間の情事)
エヴァ:イザベル・ユペール(ピアニスト)
製作 $8,900,000
興行収入 $19,785,660
受賞:パルム・ドール(カンヌ国際映画祭)
オースロリア、フランス、ドイツが共同で制作。
老夫婦の介護と愛の話。
終始無音というストイックなBGMで家の中だけが舞台。
二人だけで外の刺激も遮断して閉塞感溢れる息の詰まりそうな悲しい話。
健全な方法ではなかったけども、それゆえにジョルジュの献身的な愛が際立つストーリー。
静かで重苦しくなっていく展開の運び方だったので、正直2時間はつらかった。
行動全てをジョルジュに頼まなければいけないアンヌの不自由さも、
半身不随を恥ずかしいと思うがゆえにだんだんと外との関係性を断っていく二人も見ていて辛い。
老い・病気による一つ一つの不自由さを丁寧に描いた作品だった。

そんな中で何かをしてもらったら必ずお礼を言うこと(意識が正常な時)、
ジョルジュがアンヌを運ぶ時の動きがまるでダンスのエスコートのようなこと。
愛をところどころに散りばめた演出が憎い。

ハネケはカメラ視点をむやみに動かさないのが特徴的。
間をとても大切にしている。

最後二人がようやく一緒に外へ出ることができて解放されたのが 死んでからというのも悲しいね 。
【3.7点】
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