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本、映画をつづる日記
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公開:1980
監督:スタンリー・キューブリック
原作:スティーヴン・キング
ジャック:ジャックニコルソン
ウェンディ:シェリー・デュヴァル
ハロラン:スキャットマン・クローザース(カッコーの巣の上で)
制作費:1200ドル
興行収入:9400ドル

皆が一度は見たことのある、ドアに顔を挟んだジャック・ニコルソンのパッケージの今作。
まず衝撃を受けたのが、ジャックニコルソンが細いし、髪が生えてる!!
40年近く前の作品ということの歴史と、ジャックニコルソンの不動のキャリアに、下を巻く。
終始不安定になる耳鳴りのような単調なBGMと山を走る車を俯瞰しながら長々と撮るカメラワーク。
ただこれだけでこんなに不安になるなんて。
そういったホラーのテクニックが随所で光る。
一番唸らせたのは、ダニーが三輪車でホテルを走り回るシーン。
撮影はステディカムという当時開発されたばかりの技法を導入したもので、要はカメラマンの上半身にカメラを固定し、ぶれないで撮影が出来る。
恐らくこれを使用し、ダニーを真後ろから追うカメラワーク。
絨毯の上とフローリングの上を走る音の違いをコントラストに際立たせ、冒頭のようにただひたすら走る。
これだけでこんなに怖いなんて!

ストーリーは確かにスピルバーグが怒るのも分かるほどの変わり様。
色んな設定がそぎおとされ、ハートフルさがなくなり、館とジャックニコルソンの恐怖に軸を定めたシンプルに立派なホラー映画としてキューブリックは世に出した。
ジャックニコルソンの演技がこれまたすごくて、顔の芸が多彩!
悪役でありながらも多くの愉快な表情を見せてくれる。
被害者ながらにそれに匹敵する恐怖の表情を見せつけたデュヴァルの存在は物議を醸したらしい。
確かに最後の方はよくコープスブライドみたいになってた。
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