本、映画をつづる日記
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ファイトクラブ 監督:デヴィットフィンチャー
制作費:6000万ドル 興行収入(アメリカ):3700万ドル 興行収入(世界):1億ドル 公開:1999年 キャスト:エドワートノートン ブラッド・ピット ヘレナ=ボナムカーター エンジェルフェイス:ジャレッドレト(ダラスバイヤーズクラブ) まず映画はエドワートノートンがブラッド・ピットに銃を口に突っ込まれたシーンから始まる。 そこから話は巻き戻って、主人公のノートンの日常生活になります。 彼はイケアの北欧家具を揃え、高級ブランドに身を包み、物質的には満たされた消費者社会の勝ち組として平凡に暮らしていたが、不眠症という悩みを抱えて、病院に行ってもろくな治療もしてくれない。 末期がん患者の集まりに行くことで眠れるようになることを見つけたけど、無秩序の固まりのよつなヘレナ=ボナム=カーターが自分の行く集まり全てに現れるようになって、ストレスを感じるようになり、また眠れなくなってしまう。 そんな中で出会ったのがブラッド・ピット。 飛行機で隣になり、少し雑談をした程度だったけども、強烈な魅力を感じた。 そして家に帰った彼を待っていたのはガスが漏れて爆発し全て吹っ飛んでしまった我が家。 ノートンはブラピに電話を掛け、事情を説明し、泊めてもらうことに。 しかし、泊める条件としてブラピが提示したものは「俺を殴ってくれ」。 これが「ファイトクラブ」という男達が闘う熱いクラブの始まりで、彼らはどんどんのめりこんでいく。 このファイトクラブの活動の中で見せられるブラピの現代の風潮に流されない確固たる信念・価値観やカリスマ性は、アメリカの「最高の映画キャラクター」1位を獲得した。 ただ彼のクールさや、この映画のかっこよさは女性には分かりづらいかもしれない。 どんどん過剰になる暴力性に、ぶっ飛んで突き抜けている価値観に、宗教的な熱狂性。 「お前たちはこの世のクズだ!」と自らの価値を貶め、 「持ってるものが自己を束縛する」と全てを捨てさせる。 物質主義も資本主義もくそくらえ!とうたい、 「男は自己破壊だ!」と痛みを受け入れさせる。 ひとつひとつの価値観を飲み込んで咀嚼したら納得できるんだけど、並べてみると洗脳だよね、と受け入れられなかったのであった…。 前半と最後の露骨なサブリミナル効果は、ブラピの存在を強く意識させる、映画にしては面白い取り入れ方だと思います。 凝った構成と演出でしたがブラピにもノートンにも役としては魅力を感じず、結末もふーん…という感想でしたので、★★★。 PR |
カレンダー
フリーエリア
最新CM
最新TB
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
ブログ内検索
P R
|