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本、映画をつづる日記
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カッコーの巣の上で 監督:ミロス・フォアマン(アマデウス)
脚本:ボーゴールドマン(セントオブウーマン)
原作:ケン・キージー「One flew over the cuckoo's nest 」1962
制作:マイケル・ダグラス(ウォール街出演)
公開:1975
制作費:300万ドル
興業収入:1億ドル
婦長:ルーイズ・フレッチャー(BONES)
ビリー:ブラッド・ドゥーリフ(告発)
テイバー:クリストファー・ロイド(バックトゥザフューチャー)
マティーニ:ダニー・デヴィット(バットマンリターンズ)
フレドリクソン:ヴィンセント・スキャヴェリ(ゴースト)
受賞:作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚色賞

刑務所入りしていたニコルソンは、労働から逃れるために精神病患者のふりをして暴れ、精神病棟に収容される。
婦長に規律正しく支配されている病棟で、ニコルソンは自由奔放に振る舞い周りを巻き込んでいく…
あらすじを読んでショーシャンクのような重苦しい話かと思いきや、コメディ色の強いしかし当時の精神病への治療方法へ意義を唱えたアメリカンニューシネマ(反体制)。
最初はごく普通に見えた患者達が、揉め事や異常事態が起こると発狂・癇癪が止まらないなどの様を見せ、徐々に正常者との違いを浮き彫りにしていった流れがリアルだった。
それでいて彼らの普通とは違う様子をコミカルに、だが自然に描き、ニコルソンとのコミュニケーションを表現した事は心に響くメッセージだった。
最も賞賛したいのは、ニコルソンの彼らに対する怖じ気づくことのない積極的なアプローチと「新しく強烈な風」としての機能、そしてカリスマ性。
その様はまるで何も知らない生徒とちょい悪先生で、素直に笑ってしまった。
患者だけでなく、看護師達のことも名前で呼ぶ。
彼のコミュニケーション能力、人間性はこの映画における最も魅力的な点だ。

ラストは予想していなかった展開が待っていたが、このラストこそが映画の核をなすシンプルな訴えだったのだろう。
パーティー後のニコルソンの思いふけだけはまだ自分の中で未解決。
4.7点。
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