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本、映画をつづる日記
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バケモノの子 ウサギのそうし:津川雅彦

よかった‥!サマーウォーズで期待が下がってた細田守作品だけど、一気に株上がった。
親子愛というテーマ自体がもう危ないなとは思ってたけど。
二人の関係の構築過程がとても丁寧に描かれていて、じっくり入り込めた。
キャラクターの性格も実に作り込まれていて、一貫してたと思う。
九太の言い返せる強さと反抗心、生意気さが普通の少年らしくて見てて居心地いいというか、自然。
二人の関係もそうだけど、彼の感情は本当に精密に描いていたと感心している。
男としてのプライドを傷つけられ、どうにかしたいとあがく向上心。
勘が悪いと連呼され、地味に気にしている繊細さ。
くすぐられるなぁ。
真似をして強くなろうとするシーンはもうジワっときた。
子供の透明的な特徴が現れていて、純粋さに打たれた。
それを見て嬉しがる熊鉄が更にダメ押し。
共に補い合って育っていったところが親子愛というよりは家族愛。でもそれもいい。
人間界行ってからは前半に比べてテンポ早いなぁとは感じたけど、楓との関係•勉強への好奇心だけに焦点絞っていたので不足はなく、バランスも良い。
レビュー見たら後半は酷評が多かったけど、そんなに感じなかったなぁ。
楓という存在を九太にとっての人間界への気持ちの強さを高める存在としか意識してなかったので、細かいところは気にならなかったのかなぁ。
一郎太の心の闇どーたらこーたらの突然感はあったけど。
まぁ熊鉄が刺されたところは、これは予想出来なかったという意表をつかれた喜びがあったのでまー良いのではないかと。
一郎太を鯨にしたのはやりすぎだったかな‥!
鯨要素はもう少し少なめでよかった。
色々考えながら見てたけど、考えないでも楽しめる作品でした。
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