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本、映画をつづる日記
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1988.イタリア映画
監督:ジュゼッペ•トルナトーレ(海の上のピアニスト)

3時間!
でも集中力の無い私でも途中から熱中して時を忘れてしまった。
1人の男が友と映画と共に過ごした一生。
映画で多くの人々が感情を共有し、感情を露わにし、没頭する。
そんな様が見ていて微笑ましい。
そんな映画が二人の始まり。 くすねた金で映画を観てしまうほどに、神父の手伝いをしてまでも映画を観てしまうほどに映画に熱中していた少年。
孤独を感じながら、暑さ寒さ苦しみを感じながら映画を作り上げ続けたアルフレード。
老人は人々の欲求に応えて野外映画を提供した。
そして映画に裏切られ、火傷によって盲目になる。
命を救ったトト。
少年は青年になり、恋をした。
映画よりも大切だった。
アルフレードに協力してもらって告白するも、フラれる。
そこで老人は宗教への懐疑を打ち明ける、作戦か本音かは分からない。
アルフレードは問題を出す。答えは想像する幸せを選び、自ら現実を未確定にするために動くこと。
彼は恋人二人のやりとりを阻害し、あえてその選択をトトに強制した。
恋人二人は両想いだった。
しかしアルフレードはノスタルジーを忘れさせ、絶対に戻るなと忠告する。
盲目であること、狭い世界で生きることを止め、心から自分が好きなものを愛せと伝える。
最初の映写室のように。
結果は映画で成功した。
でもずっと愛を見付けられなかった。
真実を知っても納得出来なかった。
老人の形見を見る。
それは神父に言われてカットしていた愛のシーンを繋げたものだった。

そういえばトトは以前自分で映像を撮っていた。
それは死と生と自らの恋心を写したものだった。
これは彼の欲求の芽生えだったのだろうか。
心が愛で満たされてはその欲求に自分でも気付かなかったし、そこまで没頭も出来なかっただろう。
アルフレードの阻害の意図とは?
映写室の作業を引き継いだ時、お前はこの仕事をやるには勿体無いと言っていた。
だからトトも学校を続けた。
自らの悔いをアドバイスとして伝えた。
アルフレードは「優しかった」。
最後のシーンは「愛のシーン」。
老人は自分の心残りを青年に託したのか?
愛は終わると知っていた。
老人は字が読めない。
映画への愛に尽くしても裏切られることを知っている。
裏切られない愛を教えたのでは?
それが夢を自ら作る能力。
かなぁ。難しい。
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