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本、映画をつづる日記
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裏表紙紹介文に煽られて買った本。
『最後2行で物語がひっくり返る!』に期待しすぎちゃったかな。
疑って掛かればわかりやすい矛盾が多いのでネタが分かってしまう。
ので、最後が生きなかった。
さすがに一年で性格が変わりすぎだもの。
いくらマユにアドバイスされて、色々素直に聞いてしまう性格とはいえ、
他人からの評価も思考の傾向もここまで変わるっていうのはさすがにないと思う。
別人っていうのはsideBの最初の方で分かってしまったけど、時系列に関する伏線が緻密だったのには後で感動した。
男女七人物語やJRなどの時事的単語が時系列の矛盾を示していたり、逆にマユが失敗をしないようにあえてタッくんに状況などを似せることでミスリードを誘っていたり。
ただこれは失敗どうのこうのだけではなく、単純に寂しいから第二のタッくんを作ったという心情なんじゃないかと思ってた。
辰也が感じた恐怖を引き出すような狂気的行動というか。
処女のふりをするという演技もただの浮気ならする必要は特にないと思うし…
要はやり直したかっただけなのかなと。
たっくんと。

そのからくり以外はわりとチープな恋愛というか普通の恋愛だったので、そこがあんまり熱中出来なかった原因なのかなと思ったり。
男性作家ぎ男性視点で描かれているとこは異性として参考になったけど…
夜の営みシーンとか切なくなった(;ω;)笑
痛がってるけど大丈夫だろ…とか始めての相手にそんなんばっか。
そんなわけないだろ!怒
過ぎた恋愛を『通過儀礼』と考える価値観はちょっと印象に残った。
気持ちを貫くことだけが正しいわけじゃなく、過ぎてみて分かる通過儀礼のような出会いもあるんじゃないかと。
絶対と盲目的にならず、きちんと関係を考えてみるべきなんじゃないかと。
まぁもうただの別れの後押しにしか聞こえないけど笑
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