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本、映画をつづる日記
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第八回このミステリーがすごい大賞!
良い話だったー!
絶望から這い上がり、立ち向かって行く話だった
そして信用できない語り手。
二人の遺体が判別できないくらい燃え尽きた、主人公の顔もボロボロに燃えてしまい顔を作り変えた、という出来すぎたシチュエーションと、火事以降従兄弟の話が全く出てこないから入れ替わり説は頭にすぐ浮かんだんだけど、
一人称に騙されてしまった。あとピアノの技術
最初は一人称が『あたし』っていうのと、年頃の女の子らしい語り口調が合わないと感じていたけど、すぐに慣れたし。
ピアノの技術も指が上手く動かない&岬の力で上手く隠したのか。
そういえば努力家だったのもルシアの方だったなぁ
『以前よりも情緒豊か』というのも二人の違いかもしれない。
そして芸術を扱う作品だからか、曲や音の表現がとても綺麗!
これ読むとピアノがやりたくなってくる笑
それと同時に非常に熱い。
絶望や壁をやたら高く設定してあるせいかそれに立ち向かおう、乗り越えようとするとすごい情熱が伴う。
ミステリー気分で挑んだけど、明らかに音楽家の情熱要素の方が濃かった。笑
そして引き込まれた。
ルシアが振りを続けなければならなかった理由•母を殺してしまった原因も、周りの人のため、そして不可抗力という綺麗な理由だった事も良かった。
悪意や辛い環境にさらされながらも心はピアノに全て注ぎ、憎しみという感情には囚われていなかった強さに心打たれたというか。
むしろピアノという存在が彼女を救ったの かもしれないけど。
というか悪意のもとの策略ばかり想像していた自分が恥ずかしかった笑
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