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本、映画をつづる日記
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○海賊と呼ばれた男
原作:百田尚樹
監督:山崎貴
柏井:生え抜きメンバー。:野間口徹
兄:光石研

岡田准一演じる一企業の社長が、都度降りかかる苦難を乗り越え、5名程度の零細から大企業へと発展させていく話。
出光興産をモデルとした話
一癖ありながらも高い演技力を持つ山崎メンバーを生かした相変わらずの配役。
岡田准一は20代~60代を演じきり、特殊メイクもさることながら年齢差を感じさせない熱い演技を見せてくれた。
岡田くんの新たな可能性をまた切り開いた山崎貴の見る目と手腕にはあっぱれと言わざるをえない。
相も変わらず泣かせどころもしっかり準備し、カタルシスも忘れていない(長くてどこで泣いたかは覚えてないが)。
船に乗り旗を掲げ、無謀な方法を異ともせず選択し、野心を胸に自身の存在を主張する「海賊」達。
このシーンを映像として見れた部分だけでも実写化に値する内容だったと思う。
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カッコーの巣の上で 監督:ミロス・フォアマン(アマデウス)
脚本:ボーゴールドマン(セントオブウーマン)
原作:ケン・キージー「One flew over the cuckoo's nest 」1962
制作:マイケル・ダグラス(ウォール街出演)
公開:1975
制作費:300万ドル
興業収入:1億ドル
婦長:ルーイズ・フレッチャー(BONES)
ビリー:ブラッド・ドゥーリフ(告発)
テイバー:クリストファー・ロイド(バックトゥザフューチャー)
マティーニ:ダニー・デヴィット(バットマンリターンズ)
フレドリクソン:ヴィンセント・スキャヴェリ(ゴースト)
受賞:作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚色賞

刑務所入りしていたニコルソンは、労働から逃れるために精神病患者のふりをして暴れ、精神病棟に収容される。
婦長に規律正しく支配されている病棟で、ニコルソンは自由奔放に振る舞い周りを巻き込んでいく…
あらすじを読んでショーシャンクのような重苦しい話かと思いきや、コメディ色の強いしかし当時の精神病への治療方法へ意義を唱えたアメリカンニューシネマ(反体制)。
最初はごく普通に見えた患者達が、揉め事や異常事態が起こると発狂・癇癪が止まらないなどの様を見せ、徐々に正常者との違いを浮き彫りにしていった流れがリアルだった。
それでいて彼らの普通とは違う様子をコミカルに、だが自然に描き、ニコルソンとのコミュニケーションを表現した事は心に響くメッセージだった。
最も賞賛したいのは、ニコルソンの彼らに対する怖じ気づくことのない積極的なアプローチと「新しく強烈な風」としての機能、そしてカリスマ性。
その様はまるで何も知らない生徒とちょい悪先生で、素直に笑ってしまった。
患者だけでなく、看護師達のことも名前で呼ぶ。
彼のコミュニケーション能力、人間性はこの映画における最も魅力的な点だ。

ラストは予想していなかった展開が待っていたが、このラストこそが映画の核をなすシンプルな訴えだったのだろう。
パーティー後のニコルソンの思いふけだけはまだ自分の中で未解決。
4.7点。
監督・脚本:内田けんじ(運命じゃない人)
公開:2008
配給:クロックワークス
制作費:1億8000万
興業収入:5.5億
授賞:日本アカデミー優秀脚本賞
キャッチコピー:甘く見てるとダマされちゃいますよ
妹:田畑智子
片岡:伊武雅刀(いぶまさとう)

妊娠中の常盤貴子と朝御飯を食べる堺雅人が自宅で会話をするシーンからスタート。
出勤した堺雅人はそのまま消えてしまう。
会社を無断欠勤したその日に女とホテルにいる所を同僚に撮られてしまうのだけども、その写真を見た社長は探偵の佐々木蔵之介を雇い、堺を探す依頼をする。
とりあえず堺の母校に行った蔵之介は、同級生の大泉洋と会い、彼を利用して堺を探す…!

騙されまいとかまえても、騙されてしまうトリックだらけの映画。
主演の存在についても騙された…
転校してしまった同級生に気持ちを伝えるため、そして教師として一人の人間を指導するための「大人の放課後」ということなのだろうか。
発想が素晴らしい。
そして大泉洋がかっこいい。
4.1点。
監督:ダグ・リーマン(ジャンパー)
脚本:トニー・ギルロイ(フィクサー)
原作:ロバート・ラドラム「暗殺者」
音楽:ジョン・パウエル(Mr.&Mrs.)
公開:2002年
制作費:6000万ドル
興業収入:2億1000万ドル(世界)
キャスト
マリー:フランカ・ポテンテ(ブロウ)
アレクサンダー:クリス・クルーパー(アダプテーション)

記憶を失ったマット・デイモンが、暗殺者達に命を狙われながら自分が何者かを探すスパイ・アクション。
マット・デイモンは海に流されていたところを船乗りに発見され、救出される。
自分の身体に埋め込まれていた銃弾には銀行と貸金庫のナンバーが記されていて、記憶を失っていたデイモンは唯一の手掛かりであった貸金庫へ。
中には大量の札束と銃と名前が異なる大量のパスポート。
銃を残して全てをカバンに詰め、急いで銀行を立ち去ろうとするも、ここから彼は命を狙われ始める…

車を乗り捨てた時間を悟られないためにガムテープで隙間を埋めて車内温度を下げにくくしたり、暗殺者の居場所を割るための駆け引きとか、 スパイとしての細やかな小技が光る。
マット・デイモンは多くを語らない分、アクションにしては描写が細やか。
ストーリーはまぁシンプル。
監督:黒澤明
脚本:黒澤明、橋本忍
島田勘兵衛:志村喬(たかし)
菊千代:三船敏郎
勝四郎:木村功(生きる)
公開:1954
制作費:2億2000万
興行収入:2億9000万
受賞:ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞

3時間20分という驚異の長さが、休憩を挟んで上映される。
百姓の村の付近の山に野武士が住み着き、いずれ自分達の村も襲われる…という危険を避けるために7人の侍を探し出し、村を守ってもらおうという計画である。
正直戦国時代という背景や古い作品、アクションというジャンルには全く惹かれず、ただ黒澤明というブランドだけで観に行った。
ところが当日直前のチケット状況はほぼ満員。
年齢層も半分は父親世代ではあるものの、若者も多く、休憩時間にはスクリーン外のポスターに大勢が群がり写真を撮ったり説明文を熟読したりと
黒澤明とこの作品の圧倒的偉大さと衰えることのない人気ぶりを目の当たりにするのだった。
序盤は百姓の強いなまりがほとんど聞き取れず。
だんだん慣れてきたのと、武士は普通なのでそこは徐々に解消。
かっこいいアクションではない、というリアリティさはこの映画の最も特徴的な部分ではないだろうか。
侍ドラマによくあるような「シャキーン」というような効果音も、そこを協調するようなエフェクトもない。
ただ大勢で囲み真剣で刺して、竹槍で刺して。
それなのに馬が傷つけられる描写や血が一切出てこない鑑賞者への優しさは残っている。
野武士が順調にやられていく様はご都合主義も感じはしたが…
武士達のキャラが立っていて、各々の関係性もしっかり描かれていたし、百姓側にもキーマンが何人かいる。
武士はあくまで戦いの経験者として百姓を指揮する立場に留まっていることも、現代のヒーローアクションものとは一線を画す。
むしろ最終的な勝者は百姓であるという結末を志村に語らせているのだ。
「七人の侍」というタイトルでありながらも、コントラストに百姓に焦点を描いていた映画である。


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