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本、映画をつづる日記
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神様のボート



以前読んだはずだったんだけど、思い描いてた結末と全く違ってた
江國香織は生易しい人じゃなかった印象があるんだけどなー
わりと山も谷もない終わり方が多かった気がしてたから
ちょっと拍子ぬけ

こーんな現実見えてなくて、子供まで巻き込んで、一人の男を心酔してしまってる
未だに少女抜け切れてない夢見がちな母親を
よく綺麗に書けるよね ここが江國香織のすごいところだと思う
その分娘の草子には高感度大
やっぱ親がしっかりしてないと、子供は反対に育つもんなのかね

母と娘の視点で交互に述べていく構成
依存性の高い親子の話
草子は成長して親から自立していく話 葉子はちょっとわかんない
草子の成長につれてけじめをつけつつ、それでも意志を貫き通す物語なのかな

あとがきで作者が、今まで一番狂気的な作品って言ってて
依存て点しか浮かんできません
ラストは実は葉子の夢でーとかそういうこと?
何かひとつに果て無く依存する=弱くなるってこと?

江國香織のはなしは難しいぜ


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脳の移植によって他人の意識に自分がどんどん支配されて性格やらなんやら変化していくが、
その脳を取り除いて生きる可能性が減ることになっても元の自分の状態に戻るという道を選んだ男の話

ほとんどSFの分野 だけどかなり面白かった
最初から引き込まれたし、変貌ぶりが飽きさせない。結果も予想しづらいし
命より自分自身を守ることを選んだのは色々暴れん坊将軍なことしながらもかっこよすだった

テーマはアイデンティティですよね
自分の意志がなかった男が意識をのっとられる形に近い経験をすることによって
自分というものを守ってしぬ(生きる)ろうとうする
最後恵が帰ってきたタイミングは、自分を必至で取り戻そうとしてる純一の助けとなる役割だったんだなあって
わかってなるほど!!ここでか!!ってなった。
しびれます

ネズミを燃やした事件と大好きな母親が火葬されて、観ていたいと叫んだ過去、若者を燃やそうとした事件
最後ブランデーで殺されそうになった出来事はなんだかポイントになる気がする
共通点がリンクして行動に至ったってことをいいたいのかな?
そういや父親に対する気持ちは似てなくもない…かも
それか純にも犯人みたいな凶暴性がなくもないってこと?
あとバラバラ殺人にこだわったわけ、とか
純一の行動は火事で、他の殺意は犯人ってことか?

最後のドウゲン教授は東教授を思い出してしまった^^
恵が一番かわいそうなんじゃね^^
まさかの双子のテレパシー

知っている側の登場人物が嘘ついてばっかってパターンは面白いよね
疑う楽しみ^^
サスペンス系が好きなのってこれのせいかなw

んー普通のミステリー小説。
人間の心情とかあんま焦点当ててない
トリックがすべて科学的だからちょっとむずい つうかちゃんと理解はできてないw
コナンみたいな?でもさらに理系向けな気がするよ^^
最後はなかなか面白かったけど

1話:被害者 その辺の若者  犯人 唖者と見せかけてその下の階の友人
   動機 唖者の妹のためにテープを吹き込んでる作業の邪魔だったから
2話:被害者 旦那  犯人 同僚と妻
   動機 借金が出来て金がほしかったてのと、他に男がいた
   どちらもお互い責任押し付けあう
3話:被害者 シングルファザー 犯人 つきまとわれてた女 散在癖あり
   動機 ファザーに結婚迫られてた時、別の男にバレナイ殺害方法を教わったため 
       男に殺したことばれそうになったので口封じしようとしたら、返り撃ちにあいかける
4話:被害者 大学の事務員&そこの大学の卒業生 犯人 =卒業生&別のゼミの助教授
   動機 希望の就職先に就けなかったことの逆恨み 自分の研究テーマの体裁を守るため
5話:被害者 どっかの女 犯人 不倫相手
   動機 しつこかったから

5話は殺しの面よりも幽体離脱の方をメインに扱ってて、読んでる方も全然予想できなくて気になってしまった
他話とは趣旨が違うとこ

ミステリー小説って多分初めて読んだんだけど、こんなもんなのかなあ
あんまり…w  


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