本、映画をつづる日記
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PR 9つの孤独を描いた短編集。
一人の小説家が主人公の短編集
その設定のせいか、小川洋子の世界観にどっぷりつかってる感じ 「私」の頭の中で世界が始まり、終わってる 狭いお話 孤独な日々をつづってるからかな 自分の身近な存在が喋れない息子と犬だからかも 静かな雰囲気を持ってる小説 裏表紙の、この本の簡単な紹介みたいなの見ないと話のつながりの意味に気付けなかった ぼんやりとだけど 失踪者の王国は、序章みたいな感じ 息子と犬以外の出会った人間は皆いなくなっていくから 盗作では弟を失い女のひとは消えて、自分の生きる世界を手に入れた キリコさんの失敗ではキリコさんがいなくなり、自分の生きる世界の始まりを手に入れた エーデルワイスはストーカーがいなくなって、元恋人からの小さな贈り物を手に入れた 涙腺水晶結石症では獣医が消えて、アポロの平穏げっと 時計工場では恋人を手に入れて失い息子を授かり、自分の世界へ戻ってこれた 蘇生では、言葉を失うがアナスタシアのおかげで自分の世界を取り戻す こうして書いてみると、だれかとの出会いが自分の小説の世界とつながって、 確固たるものにしているって感じなのかな ただ皆その後いなくなってしまうから一期一会って感じで 小川洋子もそれを淡々とさみしく表現してるから、暗い印象受ける それぞれとの出会いが偶然の祝福を連れてきてくれたって意味ですかね 時系列がばらばらだから余計意味に気付きにくいんだなあ 時計工場なんて息子が生れる前だって気付いたの後半だぞ^^ 「私」の頭の中の世界がファンタジーすぎて高度すぎて ちょっと理解しがたいかな 入り込みづらいっつか 小説家って難しいぜ
色んな依存症の話
プール依存、自意識過剰、不安障害(確認依存)、携帯依存、持続勃起症 タイトルひどいなと思いつつ一番面白かったのは勃起の話だったかもしれないw 一話一話のミニストーリー形式で、話はわりと単純なんだけど 皆の依存度っぷりにハラハラしてでも最後はハッピーエンドっていうバランスが上手いと思う 安全圏内でやらかしてくれる 最初はそれがわかんなくて、いまいちジャンルも分かんなかったし 絶望的な展開しか考えてなかったんだけど、救われましたw 伊良部のキャラが最後までつかめなかったけど あの人なんなの?^^ リアルにいたら確実に自意識過剰の人と同じ反応なんだけどw さり気にナースも活躍する場面があるっていうのがいい^^ 期待してなかったとこで脇役が活躍ってのはいいね! 依存症へのきっかけは、日常、環境の延長線上で まあ入口はその辺にあるってことかな まー最後は依存症のおかげで良い結果がもたらされてたけど 伊良部やナースが依存症だったり、最後の話からしても 作者は依存症を極端に否定してるわけではないっぽい 変わった趣向の本だったな 面白かったけど^^ 気分を変えていつもとは違った本を読みたいって時におすすめ
初宮部みゆき
なんとなくこの人は、ホラーで古い時代が基本でもののけとか好きで… て感じで手に取ったことがなかったんだけど。 これは全くそんな匂いもさせず。これがミステリーっていうの?? ミステリーっていうとコナンしか例が浮かばないから、どこから推理を始めればよかったかがわからない 進也のキャラクターがすごい気にいってしまって、感情移入しちゃって すごい少年向け小説みたいな印象受けた 基本明るい空気 探偵てくらいだからアクションぽい事もしてるし 犬が主人公とか財布が主人公とか好きねーこのひと でも犬はわりと違和感を感じなかった 基本飼い主の探偵社と同じ立場で動き、かつ第三者の目で見て語れる むしろ適役? とりあえず続きが気になって一気に読んだ本 期限内に返せるなんて久しぶりだぜ 幕間のキャラ達の登場がずるいぞ!ってなったけど 最終的に犯人が殺害を犯した大きなきっかけではなかったからフェアなのかな 関わってたし原因ではあるけど てっきり父は心真っ黒悪役かと思ってたけど、普通に子供想いの良い人だった 母が進也をないがしろにして、克也ばかりを異常なほど愛でてるのは 血がつながってないとか、進也はクローンとかw そうゆうどっかで聞いたような展開を想像してた 大きな間違い^^普通に愛情の差が生まれただけか 一言で集約するなら、犬と進也萌えの本 |
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