本、映画をつづる日記
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脚本:レータ・カログリディス(アバター)
制作費:8000ドル 興行収入:2億9000ドル(world) チャック:マーク・ラファロ(スポットライト) ジョンコーリー医師:ベン・キングスレー(ヒューゴの不思議な発明) ドロレス:ミシェル・ウィリアムズ(ブロークバックマウンテン) ニアリング医師:マックス・フォン・シドー(マイノリティーリポート) 細かな伏線を楽しむ映画だなぁと。 比較的に分かりやすい演出をしているので、途中くらいからなんとなく真相は見えてくる。 夫婦どちらも心が弱く、支え合うことが出来なかった家族の成れの果て。 スコセッシは暴力描写が毎度入ると言われていたけど、マフィア内での拷問のような傷みだけではなくて、 一方的な暴力による死も描くのだなと。 恐らくナチスでの記憶は本物で、アンドリューに強く残っているからこそ彼は暴力性を伴うことになったのかなと。 色彩描写が強く、音楽もマーラーなど派手な選曲、 嵐が来る孤島というシチュエーションでの暗い展開の中でそれらは違和感を放つ存在感があった。 PR
監督:マーティン・スコセッシ(イタリア系移民)
ビリー:ディカプリオ サリバン:マット・デイモン コステロ:ジャックニコルソン 警部:マーティン・シーン(地獄の黙示録) ディグナム:マーク・ヴォルバーグ(テッド) マドリン:ヴェラ・ファーミガ(エスター) 制作費:9000ドル 興行収入:2億8000ドル(世界) アカデミー監督賞、作品賞、脚色賞、編集賞受賞。 インファナルアフェアのリメイク作。 さいっこうに面白かった。 日本でも香川照之と西島秀俊ダブル主演でドラ マ化しているほど、原作の脚本は評価されている。 確かに設定、脚本が逸脱して面白かった。 ジャックニコルソンが安定の威圧感を醸し出すマフィアへのディカプリオの潜入捜査はスリル満点で、対比して警察の花形部署で順調に出世していくマット・デイモン。 サウシー出身で警察学校卒業という同じ出生を持ちながらも正反対の環境に置かれてしまう様が悲しい。 ディカプリオに感情移入していくにつれて、よりスリルが増していく。 都度警部たちに恐怖の感情を爆発させるディカプリオが切なくて切なくて。 二人の父親的存在の行き着く結末も考えさせられた。 警部はディカプリオに過酷な責務を担わせながらも、食事を与え心をなだめ、彼を守って命を絶った。 ジャックはマット・デイモンに学を与え、その見返りとして情報を貰い、恋人を脅しの材料としてネズミを探させた。 結果、最終的に息子に殺された。 この結末の差は、マット・デイモンの要領のいい性格も原因だが、父親役の行動に起因すると思う
一度目ほどの感情の高ぶりはなかったものの、 やはり三葉の東京行きからのたたみかける展開ではどうしても心が揺さぶられてしまう。
この作品は震災に対するアプローチの仕方がとても好きなのだけど、 あまりそういう声は聞かないのでそこを除いても完成度の高い作品なんだろう。 数少ない記憶の中の風景を頼りに偶然繋がった人を探し歩いて、無くなった風景を見つけ出す。 知識を調べ、それによって失ったものを認識し、その悲しみを避ける為の道を探す。 このシリアスで重くなりがちで不謹慎と言われる危険性のあるテーマを アニメに落とし込み明るくハッピーに仕上げたこの力が最も称賛されるべきポイントだなと思う。 あと男女入れ替わりを違和感なくこなす神木君は贔屓めなしにやっぱりうまい。
監督:ミヒャエル・ハネケ
ジョルジュ:ジャン=ルイ・トランティニャン(男と女) アンヌ:エマニュエル・リヴァ(二十四時間の情事) エヴァ:イザベル・ユペール(ピアニスト) 製作 $8,900,000 興行収入 $19,785,660 受賞:パルム・ドール(カンヌ国際映画祭) オースロリア、フランス、ドイツが共同で制作。 老夫婦の介護と愛の話。 終始無音というストイックなBGMで家の中だけが舞台。 二人だけで外の刺激も遮断して閉塞感溢れる息の詰まりそうな悲しい話。 健全な方法ではなかったけども、それゆえにジョルジュの献身的な愛が際立つストーリー。 静かで重苦しくなっていく展開の運び方だったので、正直2時間はつらかった。 行動全てをジョルジュに頼まなければいけないアンヌの不自由さも、 半身不随を恥ずかしいと思うがゆえにだんだんと外との関係性を断っていく二人も見ていて辛い。 老い・病気による一つ一つの不自由さを丁寧に描いた作品だった。 そんな中で何かをしてもらったら必ずお礼を言うこと(意識が正常な時)、 ジョルジュがアンヌを運ぶ時の動きがまるでダンスのエスコートのようなこと。 愛をところどころに散りばめた演出が憎い。 ハネケはカメラ視点をむやみに動かさないのが特徴的。 間をとても大切にしている。 最後二人がようやく一緒に外へ出ることができて解放されたのが 死んでからというのも悲しいね 。 【3.7点】
クーパー:マシューマコノヒー(ダラス・バイヤーズクラブ)
ロミリー:デヴィット・ジャーシー(ダークナイトライジング) マン:マットデイモン マーフィー:ジェシカ・チャスティン(ツリーオブライフ) トム:ケイシー・アフレック(オーシャンズ) 脚本:クリストファー・ノーラン、ジョナサン・ローラン 制作費:$165,000,000 興行収入:$675,020,017(全国) むず… SF本格宇宙もの見慣れてない初心者にはとっつきにくいハイレベルさ。 説明は丁寧にしてくれていた方だったとは思うが、いかんせんこちらの知識がなさすぎた。 あとただでさえ2時間50分というロングスタイルなのに、 シップの起動シーンとか、飛ぶシーンとかストーリー上意味の無いワンシーンワンシーンが冗長。 科学考証が優れたハードSFらしく、「2001年宇宙の旅」のオマージュが多く眠ってるらしい。 人間ドラマ部分だけでなく、SFファンからもふんだんに楽しめる作品らしいので SF知識を軽く取り入れてからもう一度鑑賞したい。 後半あたりから裏切りや個々のエゴが露呈されてきて展開が動き、ようやく面白くなってきた。 伏線も全てきれいに回収され、クーパーの無念は娘の手へ渡り昇華される。 この奇跡は愛の選択。 本格的SF映画の中にも愛の結論も残したノーランはやっぱりノーランだな。 ディラン・トマスの詩のチョイスも実にノーランらしい雰囲気を持つ。 生存本能を呼び起こす喚起の詩。 宇宙をテーマとする時、人を構成するルーツや元素へも主点を置くことになる。 ノーランにとっての愛・親子・生存本能に対する答えがこの作品の中に現れている。 人類の犠牲となってまで次の住み処を探す意味はあるのかと疑問が生まれたが、 それは独り身の独善的で保守的な思考なのかもしれない。 |
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