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本、映画をつづる日記
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一個前に読んでたのが9つ入りの短編集だからやたら長く感じるー

10年前に離婚した夫婦が蔵王のゴンドラで再会したことをきっかけに
始める手紙のやりとり
よーやく半分いきましたが、
これ実際の手紙のやり取りだったら相当うっとうしい話だなって
関係もないことだらだらだらだら話やがってって感じになるよね絶対 特に妻
そんでなぜか夫もそっちに反応して饒舌になるし
手紙っていうか確実に日記の範疇^^

モーツァルトの曲を聴いて妻が思ったことから
多分死生観の話になっていくのかなって
”生きていることと死んでいることは同じことかもしれない”
これは妻が考えていることとはかなり違えて表現しちゃった言葉なんだけど
ほかの登場人物はこれに良い反応してて。私にはまだ理解できません…

夫婦がお互いまだ情とか未練を残してたとか、
それと同時に恨みも抱いてたってのをダイレクトに表すので。そこが辛い

古すぎる本だからか、本がくさい こげた線香の匂いがする
book offに売られている100円コミックとはまた違った感じ

読み終わった!でもすぐ返しちゃったから読み返せない^^
んーーーー古いってのもあるのかなあ
死生観について多少考えさせられはした
でも二回目はいっかなって感じ
死生観もね、途中ちょっと霊体とかの話になっちゃって、
いきなりファンタジー要素入ってきたからなんか冷めた
生まれ変わりがどーのこーのとかね
人の業とか そうゆう古臭い宗教的な考えがちょっと合わなかったらしい

最後に男の方から手紙を終わらせることになるんだけど
終わり方はよかったな
時間が経ったことによって、それぞれの境遇や会っていなかった10年の経験を聞くことで
きちんと冷静に気持ちのいい終わらせ方ができたと思う
終わりをにおわさずに突然来たな!って感じはしたけどw
それまで抱いていた憎しみとか妬みとか苛立ちも、理由を知ることで心の整理をつけることができたし
それによって奥さんも前に進めたんだろうし
女の人が自ら別れを選ぶことによって前に進むっていう話は結構好きだったり
女の強さが見えるからかな

最後の父娘の階段での会話はすごくいいシーンだと思った 好きです
墓の前だけど、なんか明るいよねー
つか父の、娘の旦那に対するけなし方が好きだ^^

手紙のやり取りをすることによって、パートナーに対する姿勢の向き方は
正反対の方向に進んだわけだけど。
だからぱっと見奥さんの方がさみしい印象受けるんだよね
清高をもっと喋らせてくれればもう少し清高の存在感出せた気するー

二人の手紙のやり取りなのに、登場人物が多くて物悲しい雰囲気を全く感じさせないのは
なんかすごいと思った
なんかこの感想ばかみたいだな^^
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