本、映画をつづる日記
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監督…ピータージャクソン
フロド…イライジャ•ウッド アラゴルン…ウィゴ•モーテンセン ガンダルフ…イアン•マッケラン アカデミー撮影賞•視覚効果賞•作曲賞•メイクアップ賞受賞 三時間とはいえ元が長編小説なだけあって尺の短さは隠せない… 基本はただあらすじを追ってる三時間になってしまった 指輪を狙う輩に追われる、戦うが大半なのでだれるだれる。 ファンタジーなんだけど舞台もそんなに好きではないのよね。 印象的なのエルフのところとホビットの村くらいで、あとは暗かったイメージしかない。 指輪の誘惑とそれに揺さぶられないフロドを表す章ってことなのかな。 感情表現は細かくて好きだったけど。 もう少し指輪以外のところで深く一人一人 を掘り下げて欲しかったなぁ。 2話に期待。 PR
衝撃的な家族の話。
遠藤家に感情移入してしまうと心が痛くなる… 引っ越して子供は受験に失敗して荒れて癇癪を起こして、 母は耐えるという選択肢しか実行できなくて 父は心情を分かってるのに逃げることしか出来なくて。 皆自分じゃ受け止めきれなくて誰かのせいにしてなんとかやっている。 その中でも彩香の存在が一番辛かった。 元々頭はそんなに良くなくて、それでも母親は受験に受かると思ってた。 憧れの高級住宅、憧れの新築戸建、娘も近い処に学校があって私立で可愛い制服を着て通ってくれればもっと幸せになれる。 新築ハイなのか周りが見えてないだけなのか。 そんな母親にいらつく気持ちは分かる。 現実も自分のことも見えてない分かってない母親に、何かある度に苛立ち怒りをぶつける。 そういう世間の子供の気持ちを顕著に表したのが彩香という存在なんだと思う。 客観的な視点から見ることで、もしこれが自分の子供で起きてしまったら…?と考える余地が出来て、答えが出なくてゾッとした。 そして自分も充分こうゆう風になってしまう可能性を孕んでることを分かっていて、どちらの立場からも身近に感じてしまった。 この人の親子の話はとても身近で考えさせられる。 3冊湊かなえ著を読んだことで感じたのは、この人は一人の人間の多面性を重視 しているということ。 ある一人の悪い面を描いた後で、別の人間から見えている良い面を表す。 高橋家全体がまさにそれで。 外と内。兄と弟•妹。父と母。 全員が全員に対する印象が異なる。 家族の中でもその人にしか見せない顔がある。 そして今回伝えたかったことは、 匿名性の攻撃性の増加の危険さや、現代の無関心さによってより狭くなっていく家族の問題は他者が介入すれば緩和させることもできるということ。 それでも全てをあけっぴろげにする必要はなくて、家族の問題は家族の問題として捉え、興味を持って近づく輩には適当な嘘を与えて満足させ、危険な域に入ったら介入してもらう。 要はもう少し好奇心とは異なる関心を持てということ。
何冊か読んでみてわかった事。
この話は親からの自立を描いた話だったということ。 十二支の親は高確率で子供に普通の愛情を注げていない。 愛せない親、子供を道具として捉える親、疲れてしまう親、敵意を直接ぶつける親などなど。 子供にとって普通に愛情を得られないのはとても大きな損失で、トラウマなどの心の傷として強く残っている。 何かがきっかけで変わる関係もある。 変わらない関係もある。 そんな十二支の心の傷を埋めたのが無条件の愛情や優しさを与えてくれる透で、そこで傷を癒した十二支はようやく次のステージへと旅立って行ける。 でも透も親の柵に囚われていて、でもそれは愛情を得られなかった故ではなく、充分に与えられていたが突然失ってしまったため。 そんな彼女が『一番だった母親』を卒業し、夾を愛することを自覚していくという。 そして十二支の呪いは親子の呪いの隠喩でもあるのだと思う。 生まれた時から絆が存在し、十二支はなぜか神に逆らえない。 どんなに理不尽なことをされても従ってしまう。 神にも好き嫌いがあり男女に対する態度の差別が激しい。 『呪いの開放』は『親からの自立』であり神はこれを強く否定する。 アキトも透も十二支から見て親に近しい存在。 二人の『子供』への態度を見て分かることは、『愛は廻る』のだということ。 そして彼らにも『支え』が必要なのだということ。 愛が不足すると前に進めない。 でも愛は他で補うことができる。 そして愛は与えられ、与えていくものなのでした。 最後の最後の話がユキが透に卒業の意思を表すシーンというのは 特に決定的にこの物語のテーマを出したものなんだろう。 親子の話でした。
吹越満…主役
黒沢あすか…愛子 渡辺哲…顧問弁護士 この映画も園子音もとても絶賛されてたから楽しみにしてたんだけど、破壊力が凄まじすぎて圧倒されてしまった…(^ω^) 初回から家族の仲も空気もどん底、音響も雨音強調しBGMが掛かっても心を不安にさせるものばかり… スタートから悪いのに事態はでんでんにとってどんどん悪い方に引きずられ、 家族の心も手中に収められ、 でんでんは本性を表し強制的に殺人の共犯者にさせられる。 乳首だとか人肉をバラバラにしたところだとかモザイク一切なし、でんでんと黒沢あすかも全く躊躇することなく楽しみながら人を透明にしていく。 ただひたすらおぞましいものを見せられて嫌悪感を刺激され半分手前くらいからつまらなくなってきて… でんでんが吹越満に大声で諭すシーンでようやく引き込まれた。 誰に対しても攻撃的で暴力的だった今までとは異なり、吹越満に『俺を殴ってみろ』と言う。 吹越の間違いを指摘して受身なだけの自分の殻を破らせようとする。 そして唯一の支えである妙子を裏切る行動を取らせられた結果、でんでんを殺してしまう。 そして狂気に目覚めるという… てっきりでんでんは吹越満の別人格なのかと思ってしまった。統一させた事の表現だったのかなと。 生い立ちも同じだし、同じ業種だし。 でもそうなると娘の反応とかおかしいので、ただ似てる人生を味わってきた別人だったらしい。 似ていただけに父性を発揮し、自分のようになって欲しかったということで知識や経験を教えていたでんでんだったと。 吹越満は娘だけは生かしたけど、態度が変わってからも家族とうまくいかなかったのはでんでんと共通したんだろう。 殺してしまってるから。
ワンクール丸々使って一つの事件にした原作なしのミステリードラマは初めてだったから、謎解きを真剣に楽しめた!
原作なしの本格ミステリードラマはなかなかないよね。 湊かなえだけあって人の汚い部分もきちんと見せて、テーマも入試と匿名における発言の軽率さ、としっかりしてたし。 村井先生とまさみの独白だけはなんか違和感があったけど、荻野先生は語りも動機もしっくり来たから問題はなし。 ミスリードだったいくつかはもやっとしてるけど、あれはミスリード以外の意味はないのかな。 今度はたねが分かった上で事実に近い考察しながら見たい。 |
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