本、映画をつづる日記
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いろんなところで評判だったので読んでみる。
綾辻行人のデビュー作で、新本格ミステリブームも巻き起こした作品。 「ヴァンダイン」の一言の衝撃が忘れられない… きちんと推理してから犯人へたどりつこうと思ってたのに、という後悔と 突然舞い降りた予想していなかった真実への衝撃と。 発想はあったんだよ。 毎回同じ場所へ向かうというアリバイがなんかあやしくて。 でもまさか殺害現場である孤島のメンバー=同時進行で進んでいる本島のメンバーだなんて 考えには全く至らなかった… うみねこのせいかバールストンギャンビットばっかり考えてしまった。 オルツィの死体の確認方法がどう考えても杜撰だったし。 でも名前も確かにどう考えも怪しかったよなぁ 本名を隠すためか…本島側で渾名が明らかになっていないのは一人だけだったし 角島メンバーの中では一人だけ渾名の由来も明らかになってなかったし。 叙述トリックにまんまと騙されました。 その他の点も違和感なく、どんどん読み進めてしまったので 面白い作品でした。 エピローグも良し PR
監督:ジャン=ピエール・ジュネ「エイリアン4」「ミックマック」
主演:オドレイ・トトゥ「ダヴィンチコード」
OPと幼少時代がちょっと気持ち悪かったので不安だったけど
それ以降はすごくすごく雰囲気の良い話だった!! 幸せになれる映画 空想にふけった少女が周りの人々に悪戯を仕掛けて未来を修正していく話 フランスが舞台ってこともあって美術賞を取ったのも納得のセンスだし、 音楽もかわいいし 出てくるキャラクターもちょっと変で魅力的。 好きなもの・嫌いなものを紹介していく方法もなんだか心くすぐられる。 悪戯のために計画を練って人の家忍び込んだり、面識もない好きな人を振り回したりと 大胆な行動ばかりしてるのに、いざその人に対面するというのは なかなか勇気が出ずに尻込み。 そこでー!?という驚き感もあるけど、ひたすらかわいい! もちろん最後もハッピーエンド。 煙草屋とストーカー男はなんだかうまくいってない感じだったけど、 まあそれも映画の雰囲気的に許される感じ。
同僚の家族が失くなって、部長に「負けるな負けるな」って励まされて、同僚の肩が震えてて、思わず部長を殴ってしまった。
という話をした後に「頑張ってください。元気でいてください」と励ます。 「頑張れ」という言葉はとてもリスキーな言葉で、相手の心にプラスに響くことも負担になることもある。 その危険性を侵しても彼は彼女を励ましたかったっていうことなのかなと分析した。 このドラマはそういう少し回りくどく、分かりづらい表現が多い。 綾野剛が「奥さん結婚しなくても幸せだってさ」と言われて初めてきちんと向かい合って謝って結婚を決意するところとか。 離婚しても好きなんだと自覚した尾野 が良妻っぽく出迎えた後家を出るところとか。 でも言葉はシンプルで、的を得ている。
裏表紙紹介文に煽られて買った本。
『最後2行で物語がひっくり返る!』に期待しすぎちゃったかな。 疑って掛かればわかりやすい矛盾が多いのでネタが分かってしまう。 ので、最後が生きなかった。 さすがに一年で性格が変わりすぎだもの。 いくらマユにアドバイスされて、色々素直に聞いてしまう性格とはいえ、 他人からの評価も思考の傾向もここまで変わるっていうのはさすがにないと思う。 別人っていうのはsideBの最初の方で分かってしまったけど、時系列に関する伏線が緻密だったのには後で感動した。 男女七人物語やJRなどの時事的単語が時系列の矛盾を示していたり、逆にマユが失敗をしないようにあえてタッくんに状況などを似せることでミスリードを誘っていたり。 ただこれは失敗どうのこうのだけではなく、単純に寂しいから第二のタッくんを作ったという心情なんじゃないかと思ってた。 辰也が感じた恐怖を引き出すような狂気的行動というか。 処女のふりをするという演技もただの浮気ならする必要は特にないと思うし… 要はやり直したかっただけなのかなと。 たっくんと。 そのからくり以外はわりとチープな恋愛というか普通の恋愛だったので、そこがあんまり熱中出来なかった原因なのかなと思ったり。 男性作家ぎ男性視点で描かれているとこは異性として参考になったけど… 夜の営みシーンとか切なくなった(;ω;)笑 痛がってるけど大丈夫だろ…とか始めての相手にそんなんばっか。 そんなわけないだろ!怒 過ぎた恋愛を『通過儀礼』と考える価値観はちょっと印象に残った。 気持ちを貫くことだけが正しいわけじゃなく、過ぎてみて分かる通過儀礼のような出会いもあるんじゃないかと。 絶対と盲目的にならず、きちんと関係を考えてみるべきなんじゃないかと。 まぁもうただの別れの後押しにしか聞こえないけど笑
第八回このミステリーがすごい大賞!
良い話だったー! 絶望から這い上がり、立ち向かって行く話だった そして信用できない語り手。 二人の遺体が判別できないくらい燃え尽きた、主人公の顔もボロボロに燃えてしまい顔を作り変えた、という出来すぎたシチュエーションと、火事以降従兄弟の話が全く出てこないから入れ替わり説は頭にすぐ浮かんだんだけど、 一人称に騙されてしまった。あとピアノの技術 最初は一人称が『あたし』っていうのと、年頃の女の子らしい語り口調が合わないと感じていたけど、すぐに慣れたし。 ピアノの技術も指が上手く動かない&岬の力で上手く隠したのか。 そういえば努力家だったのもルシアの方だったなぁ 『以前よりも情緒豊か』というのも二人の違いかもしれない。 そして芸術を扱う作品だからか、曲や音の表現がとても綺麗! これ読むとピアノがやりたくなってくる笑 それと同時に非常に熱い。 絶望や壁をやたら高く設定してあるせいかそれに立ち向かおう、乗り越えようとするとすごい情熱が伴う。 ミステリー気分で挑んだけど、明らかに音楽家の情熱要素の方が濃かった。笑 そして引き込まれた。 ルシアが振りを続けなければならなかった理由•母を殺してしまった原因も、周りの人のため、そして不可抗力という綺麗な理由だった事も良かった。 悪意や辛い環境にさらされながらも心はピアノに全て注ぎ、憎しみという感情には囚われていなかった強さに心打たれたというか。 むしろピアノという存在が彼女を救ったの かもしれないけど。 というか悪意のもとの策略ばかり想像していた自分が恥ずかしかった笑 |
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