本、映画をつづる日記
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バタフライエフェクト
エヴァン:アシュトンカッチャー(バレンタイデー) 主題歌:オアシス「Stop Crying Your Heart Out」 監督:エリック・ブレス(ファイナルデッドコースター) 制作費:1300ドル 興行収入:9600ドル(世界) 主人公は少年時代から記憶が突然無くなることがあった。 それは幼少時に包丁を持った男が死体の横で立ってる絵を描いた時であったり、ヒロインの父親にヒロインとある映画を撮られている最中であったり、近所の悪ガキと郵便ポストにダイナマイトを仕掛けた直後であったり。 ダイナマイトがきっかけで母親に引っ越しを強制されてしまい、ヒロインとは離ればなれに。 月日が流れ心理学専攻の優秀な大学生になった主人公は、ある日抜けていた記憶の部分の日記を読み返していると、文字が揺れ意識が飛び丁度日記の日時の自分に飛ぶという体験をする。 それをきっかけにかつての友人とヒロインに会いにいき、自分の抜けている記憶をぶしつけに聞くが、心のトラウマを刺激してしまいヒロインが自殺。 ヒロインの葬儀後、また日記を読み返すと同じように文字が揺れ意識が飛び、今度は父親にポルノ映画を撮られる最中の自分になっていた。 彼は父親を脅し、娘を大切に育てるよう忠告する。 そして戻った時には現実が変わっていた… 要は何度も過去をやり直し、悲劇を回避し最適な未来を探すタイムスリップもの。 バタフライエフェクトというタイトルの通り、少しの過去の改変が未来では大きな展開の変化となる。 要所要所のショッキングなシーンに目を奪われ、スピード感のある展開で時間を忘れ、あっという間の二時間です。 1つを変えただけで全てがスムーズにいくわけではない人生の複雑さがうまく表現されていて、なおかつ誰かの幸せの為に禁忌の力を使っていても、自分だけが犠牲になっているという現実は受け入れられない人のエゴも垣間見えていていい。 衝撃すぎてお蔵入りしてしまった真のエンディングが存在するので、これはしっかり見てほしい。 ストーリーの流れ・トーンではこのラストが最もマッチしている。 PR
ファイトクラブ 監督:デヴィットフィンチャー
制作費:6000万ドル 興行収入(アメリカ):3700万ドル 興行収入(世界):1億ドル 公開:1999年 キャスト:エドワートノートン ブラッド・ピット ヘレナ=ボナムカーター エンジェルフェイス:ジャレッドレト(ダラスバイヤーズクラブ) まず映画はエドワートノートンがブラッド・ピットに銃を口に突っ込まれたシーンから始まる。 そこから話は巻き戻って、主人公のノートンの日常生活になります。 彼はイケアの北欧家具を揃え、高級ブランドに身を包み、物質的には満たされた消費者社会の勝ち組として平凡に暮らしていたが、不眠症という悩みを抱えて、病院に行ってもろくな治療もしてくれない。 末期がん患者の集まりに行くことで眠れるようになることを見つけたけど、無秩序の固まりのよつなヘレナ=ボナム=カーターが自分の行く集まり全てに現れるようになって、ストレスを感じるようになり、また眠れなくなってしまう。 そんな中で出会ったのがブラッド・ピット。 飛行機で隣になり、少し雑談をした程度だったけども、強烈な魅力を感じた。 そして家に帰った彼を待っていたのはガスが漏れて爆発し全て吹っ飛んでしまった我が家。 ノートンはブラピに電話を掛け、事情を説明し、泊めてもらうことに。 しかし、泊める条件としてブラピが提示したものは「俺を殴ってくれ」。 これが「ファイトクラブ」という男達が闘う熱いクラブの始まりで、彼らはどんどんのめりこんでいく。 このファイトクラブの活動の中で見せられるブラピの現代の風潮に流されない確固たる信念・価値観やカリスマ性は、アメリカの「最高の映画キャラクター」1位を獲得した。 ただ彼のクールさや、この映画のかっこよさは女性には分かりづらいかもしれない。 どんどん過剰になる暴力性に、ぶっ飛んで突き抜けている価値観に、宗教的な熱狂性。 「お前たちはこの世のクズだ!」と自らの価値を貶め、 「持ってるものが自己を束縛する」と全てを捨てさせる。 物質主義も資本主義もくそくらえ!とうたい、 「男は自己破壊だ!」と痛みを受け入れさせる。 ひとつひとつの価値観を飲み込んで咀嚼したら納得できるんだけど、並べてみると洗脳だよね、と受け入れられなかったのであった…。 前半と最後の露骨なサブリミナル効果は、ブラピの存在を強く意識させる、映画にしては面白い取り入れ方だと思います。 凝った構成と演出でしたがブラピにもノートンにも役としては魅力を感じず、結末もふーん…という感想でしたので、★★★。
監督:ナンシー・マイヤーズ(ホリデイ)
ベン:ロバート・デ・ニーロ フィオナ:レネ・ルッソ(マイティソー) 制作費:3500ドル 興行収入:1億9000ドル 時間を忘れる面白さ! 描いたのは高齢者の可能性。 定年後、やもめのベンが飛び込んだ若者が大半のアパレル世界で、彼が問題を解決しながら若い女社長と心を通わせていく通快なサクセスストーリー。 上手くいきすぎなご都合主義ももちろんあるが、一歩進んでチャレンジしたくなる明るい映画。 音楽も爽やか、色彩も明るい。 こんな明るい映画久々に観たんじゃなかろうか… オフィスも素敵だ。 私も自転車でオフィス走りたい。
「亜人」 今まではほぼ原作通りのだったが、最終章にきてかなりオリジナルストーリーを展開させてきた。
圭の感情の動きが単純すぎると、海が登場しはしたがあっさりなのが違和感あったけど まぁうまくまとめたと思う。 不足分を下村泉と戸崎さんの関係を深堀することで補えてはいたし。 最初のボイスドラマはほんと意味不明だったしいらない(笑) ただでさえ一番長い章だったのになんで増やした。
公開:1980
監督:スタンリー・キューブリック 原作:スティーヴン・キング ジャック:ジャックニコルソン ウェンディ:シェリー・デュヴァル ハロラン:スキャットマン・クローザース(カッコーの巣の上で) 制作費:1200ドル 興行収入:9400ドル 皆が一度は見たことのある、ドアに顔を挟んだジャック・ニコルソンのパッケージの今作。 まず衝撃を受けたのが、ジャックニコルソンが細いし、髪が生えてる!! 40年近く前の作品ということの歴史と、ジャックニコルソンの不動のキャリアに、下を巻く。 終始不安定になる耳鳴りのような単調なBGMと山を走る車を俯瞰しながら長々と撮るカメラワーク。 ただこれだけでこんなに不安になるなんて。 そういったホラーのテクニックが随所で光る。 一番唸らせたのは、ダニーが三輪車でホテルを走り回るシーン。 撮影はステディカムという当時開発されたばかりの技法を導入したもので、要はカメラマンの上半身にカメラを固定し、ぶれないで撮影が出来る。 恐らくこれを使用し、ダニーを真後ろから追うカメラワーク。 絨毯の上とフローリングの上を走る音の違いをコントラストに際立たせ、冒頭のようにただひたすら走る。 これだけでこんなに怖いなんて! ストーリーは確かにスピルバーグが怒るのも分かるほどの変わり様。 色んな設定がそぎおとされ、ハートフルさがなくなり、館とジャックニコルソンの恐怖に軸を定めたシンプルに立派なホラー映画としてキューブリックは世に出した。 ジャックニコルソンの演技がこれまたすごくて、顔の芸が多彩! 悪役でありながらも多くの愉快な表情を見せてくれる。 被害者ながらにそれに匹敵する恐怖の表情を見せつけたデュヴァルの存在は物議を醸したらしい。 確かに最後の方はよくコープスブライドみたいになってた。 |
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