本、映画をつづる日記
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幅広い年齢層が楽しめるアニメ映画だった。
子供目線では、想像力を養われておもちゃや物を大切に扱う気持ちが生まれる効果が見込める。 大人が見ても楽しめるコメディ、冒険劇、スリル、おもちゃの価値観の多様性など、全てにおいて非常にハイクオリティな作品。 3部作にすることでおもちゃの持ち主が大人になった時までを描き、おもちゃとの別れをメッセージ性を込めた上で感動的に仕上げた。 おもちゃは誰かに遊ばれてこそ価値が生まれるのだと。 あの子供部屋の壁紙は世界中に広がっているのだと。 また見たいし、子供にも何度でも見せたい語り継がれるべきアニメーションでした。 PR
島田荘司
確かに最高のトリックだった。 死体を繋ぎ合わせて5つの死体を6つに仕立てる発想、そして上記を成立させる為のアゾートという概念をも自らが作り出したという構想。 壮大で斬新でしかしルール破りではない、見事なものだった。 ホワイダニットも最初の説明で予想は出来る範囲。 犯行方法は難易度が高いが、犯人の予想が付けるほどのネタは充分に埋め込まれている。 半分ほどが事件の説明であるため前半は非常に退屈だったが、全く予測が付けられなかった問題にこんな答えがあったなんて!という高揚感を味わえたのでよしとする。
牧田:大沢たかお
橋爪管理官:渡辺いっけい 今泉:高橋政宏 姫川の恋愛の話。 テレビドラマでずっとやってきた、姫川と過去の事件の終着点を表しているのだと思う。 姫川に恋をする心の余裕が出来たのは、家族の問題を乗り越えて、親から自立できたからだろう。 今までずっと守ってくれていた親のような菊田ではなく、惹かれたのはトラウマを匂わせる危険な男だった。 姫川のゴールはトラウマを忘れさせてくれる優しさではなくて、本人もその事件を強く意識しているからこそ、それを乗り越える強さだった。 常に身に付けるカバンに、事件を象徴する赤を選んだことからも彼女の強さが顕著に描かれている。 強さを望み、過去を強く意識しているからこそそこに惹かれた。 姫川はあの経験を取り込んだ、という結末を示したかったのかなと。 でもフラれた菊田役が西島秀俊だから全然リアルさがない… 大沢たかおの色気もすごかったんだけどね… 西島秀俊はフレねぇよ… あとストロベリーナイト、やっぱ好きじゃないなぁと感じた。 全体的に暗い。 姫川の破天荒さが好きじゃない。 姫川が西島秀俊に守られて慕われているのに、想いを返さないところに共感ができない←
監督:トムフーパー(レミゼラブル)
ジョージ6世:コリン•ファース ライオネル:ジェフリーラッシュ(パイレーツのバルボッサ) エリザベス妃:ヘレナ•ボナムカーター エドワード8世:ガイ•ピアース(メメント) アカデミー賞作品賞、主演男優賞、脚本賞受賞。 吃音症を抱える王の歴史ドラマ。 実話であるにも関わらず、正統に面白く仕上がっている作品。 吃音症の知識を広め、歴史への興味を持たせることが出来る社会的名目もある。 植民地国と支配国、王族と平民という境目を超えた友情を描いている部分は正統的だなーと感じた部分。 吃音症に悩む姿でジョージに親近感を持たせながらも、ライオネルとのやりとりで王族らしさをきちんと表現していたので、二人の関係も自然に感じられた。 妃との関係は非常に上手くいっており、トレーニング部分もユニークで、雰囲気は比較的暗くない。 一番の衝撃は、これが基本実話に基づいているシーンであるということ。 それを感じさせない盛り上がりでした。
構成が素晴らしかった。
父親の不倫→追い出し→母の崩壊という凄惨なスタートを切り、そこから14年間を密に描いた作品。 この最初のえぐさはとても湊かなえらしい。 しかしそこから恋愛の甘酸っぱさをふんだんに取り入れ、恋愛ミステリーとして書ききった新しさは大成功だったと思う。 しかも窪田正孝が演じることでベストマッチを果たし、大いに私をキュンキュンさせた。 杉下のトラウマや二つの事件、成瀬との思い出や野ばら荘3人の仲の良さや優しい音楽が良いギャップを生み出し、緊張感を保ちつつ安心を与えられつつ毎週楽しみなドラマになった。 長期間を描いた作品ならではの登場人物の成長には胸が熱くなったし、出来事出来事のスイッチをとてもうまく当てはめて関係性の変化を演出していたと思う。 そのスイッチの起動力ともなっている「罪の共有」「究極の愛」という希美の価値観は、この物語をより面白くさせたキーワード。 「その人に知られずに罪を共有する」それが「究極の愛」。 彼女はそれを、窪田正孝との出来事から築き上げた。 自分を犠牲にして、奨学金の権利を渡しもした。 そして年月が経ち、安藤に恋愛感情をアピールされながらも心揺れながらも、その究極の愛に縛られ引きずられた。 そんな窪田一筋を貫いた彼女が、最後の最後に小出恵介を犠牲にして、安藤を守る行為に出た。 「罪を共有する」事ではなかったけど、それは愛といえる行為ではないのだろうか… 安藤は徹底的に綺麗なものとして扱われていて、N作戦1しかり2しかり希美の「汚い行動」によって守られている。 そして最後まで彼は希美が行なってきた行為を知ることはない。 希美の病気を彼が知ることもない。 この立場の違いが、二人が決して結ばれなかった原因なんだな、と切なさあふれる。 「俺を選べ…」と初めて汚い行為に出て、賭けに出るも携帯の音に気付かれなかった安藤の不憫さには涙を隠せない。 そもそも何も知らされていなかったのだから、頼られるはずもないのだ。 高校時代に、守られながらも全て希美の行為も意図も病気も把握していた窪田君との対比が辛い。 でもプロポーズとかほんとかっこよかったほんとかっこよかった。 希美の愛も小出恵介の愛も、実は対象者が望んでいたものではなかったっていうのが更に肝。 愛とは自己満足で一方的なものなのだ。 それを汲み取って「一緒にいよう」と返したドラマオリジナル窪田ハッピーエンドも心が救われてなおよし。 |
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