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本、映画をつづる日記
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雪平を毎回周りに対する疑いの目にさせることで視聴者に犯人は誰なのかという期待を持たせ、答えを提示しつつも更にドンデン返しを用意してる。
そのドンデン返しの手法が毎回異なり視聴者を飽きさせない。
犯人は香川かと思わせといて実は犯人をおびき寄せる雪平との演技で真犯人は別にいたとか、実行犯は安本さんだったけどお父さん側の人間だった&YsファイルのYは父だったとか、裏切り者は斎木だったけど殺したのは薫ちゃんとか。
ほんと原作者の構成力というか発想力には参る
ミステリー作家だからこそかも

怪しい人物は実は犯人ではないの法則をぶった切り、行動が怪しいやつは大体敵という。
てゆうか周りほぼ裏切り者ばかりだしね^^
警察組織の中にいながらも考え方も感じ方も行動もほんとそれぞれで、ある意味個性が強いキャラばかりともいえる
その中の一人である雪平が人を殺してまでも自分の理念や考え方を変えることはなかったのに、安藤を殺してからは見事に影響を受けている
それは安藤の復讐としては大成功ともいえる結果でもある
自分の存在感をそれほどに高めたのだから
人に裏切られつつも、身近な人達を信じられなくなりつつも、人を殺さなくなる雪平の人間らしさが顕著になっていく反比例さは皮肉だなぁと思う
雪平にとってはそれが自分への復讐の副産物だということも

アンフェアにアンフェアで返すことは間違っているのか?
それを間違っていると言うのはいつも雪平一人
しかしその雪平も、犯罪者が殺人を犯そうとする場面では守るために犯人を殺した
それがさらに復讐の芽を生み、自分自身でまたその人間を殺すことになり、負の連鎖を体験し、殺さなくなった今だからこそ
その言葉は重みを持つ。

アンフェアにアンフェアで対抗する事が一番手っ取り早く相手に事の重さを感じさせる方法だけど、それが正しいということではない。
その方法を作者は雪平を使って探させているのかなと思いました。
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