本、映画をつづる日記
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監督:佐藤祐市(キサラギ、ストロベリーナイト)
キャスト:岸…浅野和之(HERO) 早乙女…古川雄輝(イタズラなkiss) 元カノ…岡本玲(フリーター家を買う) 二度目だったのでちょっとだれたところもあったけど… 付き合ったり別れたり戻ったり、他へ行こうとしたり、やっぱり止めるべきなんじゃ…というよくある心の迷いを5人の名役者達で面白おかしく演出することで、 どっちつかずな主人公への苛立ちを感じさせないなーと。 5人の中の中心人物が、主人公と見た目が似ても似つかない、メガネをかけた成人男性であり、シリアスばっかりやってる西島さんがコメディに加わるからこそ面白いナイスキャスト。 最も好きなのは最後の決着シーン。ものすごく熱い。 吉田羊の感情的な演技に泣いたし、「今までの努力はなんだったんだ」という叫びに共感したし、神木君の悟りに心浄化されたし。 この恋愛の結論にも激しく納得。 「あなたといる私は好きじゃない。」 こんなに共感出来た恋愛映画なかなかない。 ただ…真木よう子だけはミスキャストだなと思ってしまった…単純に主人公の性格に合ってないと思う。 原作は見た目が更にふわふわしてるから、尚更固定観念がついちゃってて… なんだか可愛いなと思える場所がないんだよね。 感情的なところも、焦ってるところも。 そこだけ残念。 PR
監督:ロブ・ライナー(スタンドバイミー)
キャスト:ジャック・ニコルソン モーガン・フリーマン 病院で出会った老人の男二人の友情の話であり、死を間近にしてやり残した事を叶えていくストーリー。 「泣ける話」です。2回目でも泣いた。 でもずっとそういうテンションな訳ではなく、最後の方だけ。 基本は明るくウィットに富んだやりとりを交わし合いながら、死を宣告され同じ化学療法で苦しむ共通点を基に友情を育みつつ世界を旅する。 会話のやり取りがなにより好き。 貫禄のある二人が感情を包み隠さず、派手に世界旅行を楽しむあどけなさも楽しい。 泣かされはするけど、不条理とか理不尽とか胸くそ悪くなる展開は無いし、登場人物達のすれ違いは優しさと愛を根底にしている。 そして家族の重さと価値を説いている。 「最高の人生」とは選択する自由と友と家族なのだ。 「世界一の美女にキスをされる」が一番の泣きどころ。 あとジャックニコルソンのよく動く表情が素敵。
監督:ミヒャエル・ハネケ(愛、アムール)
製作:1997年、オーストリア映画 アンナ:スザンヌ・ロタール(愛を読む人) ゲオルグ:ウルリッヒ・ミューエ(善き人のためのソナタ) ハリウッド製スリラー映画のパロディ。 家族がオペラ曲をかけながら、のどかな道をドライブする最中、突然ヘビメタルがかかる激しいオープニング。 この唐突さですら後の伏線として扱われているような、不安を沸き起こす。 そして大学生が家にやってきたわけだが、見た目がまず不快。 白シャツ白短パン白い手袋。 卵を借りるシーンも、図々しさやパーソナルスペースへの軽々しい侵入、人の親切を平気で仇にする挙動、実に不快。 この観客のストレスは観ていくにつれ理不尽に与え続けられる暴力によってどんどん蓄積されていき、決して解消されることはない。 数々の救いをちらつかせては全て断ち切っていく、観客にカタルシスを与える要素を一切排除した、ただ暴力という素材を残酷にそしてリアルに描いた映画なのだ。 暴力の直接的なシーンを写しはしない、メタ要素を取り入れ感情移入を避ける、おかげでテキサスチェーンソーよりはマシな気持ちで観れた気はする。 印象的だったのは、子供が殺された後のカット。 ほぼ動きがなく、呆然としているシーンが5分ほど続く。 暴力の被害の大きさと、それについて改めて認識させる時間なのだと感じた。 なんの意味もなくただ奪うものなのだと。 構成は整っており、メッセージ性、インパクトはシンプルで強い。 しかし素晴らしいとは言いたくない映画でした。
監督:ロバート・ゼメキス(フォレストガンプ)
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ 主題歌:ヒューイルイス&ザニュース「the power of love」 劇中歌:チャックベリー「ジョニーBグッド」 製作:1985・アメリカ 製作費:1900万ドル 興行収入:66.4億 キャスト:マーティ…マイケル・J・フォックス(スチュアートリトル) ドク:クリストファーロイド(カッコーの巣の上で、アダムスファミリー) ロレイン:リー・トンプソン(ジョーズ3) ジョージ:クリスピングローヴァー(ギルバートグレイプ) フューチャー現象を巻き起こし、アメリカで大ブレイクした作品。 タイムトラベラーストーリーゆえに、序盤は細やかな伏線が数多くしこまれている。 重要ではないシーンだと認識していると見逃すので、注意が必要。 そのようなアイテムのおかげで二度見たらもっと楽しめる。 主要キャラクターはどれも濃く、魅力的。 ジョージの挙動不審っぷりはとても愉快だし、ロレインの肉食さも楽しい。コメディ色の強い登場人物達である。 そんな濃い両親の過去を自分の目で見て話せてる事だけでも夢があるのに、自分が母親に好かれて、そのせいで父との恋愛が成り立たなくなったとか新しすぎる! 上手くいきそうでいかなくていきそうで~のバランスも適度。 博士を救い、両親を変え、自分の悩みを解決する手掛かりを掴んだ、夢のあるタイムトリップでした。
製作:マイケルベイ(バッドボーイズ、アルマゲドン)
公開:2003年 製作費:900万ドル 興行収入:1億ドル キャスト エリン:ジェシカビール(バレンタインデー) 保安官:R・リー・アーメイ(フルメタルジャケットのハートマン軍曹) 悪魔のいけにえのリメイク版。 男女五人がレザーフェイスというチェーンソーを扱う狂気的殺人鬼に殺されていくスプラッタホラー映画。 序盤で女性が自分の口に銃当てて自殺するんですが、その空いた穴からカメラをズームアウトさせるシーンがあったり、 その死体も何回か使われていて、飛び散った脳ミソが体に掛かっちゃうとか、死体をラップで包まなきゃならなくてしっかりそれを見なければならないとか… 視聴者の嫌悪感を刺激することをしっかりと目的に見据えながら丁寧に不快な要素を描写しています。 肉体的痛み、追われる恐怖、権力を使った精神的な追い詰め方、逃げ場のない荒れ地での絶望感、ホラー映画としての手法をふんだんに使った忘れられない映画体験になりえる作品かと。 登場人物の中では、保安官のRリーアーメイの演技は逸脱です!役としても一際違った攻め方をする彼の嫌らしさと恐怖、そして圧迫感を見せつけ、視聴者の嫌悪感に拍車をかけています。 そんな絶望的状況の中でかいま見えるヒロインのエリンの正義感や優しさもいい味を出してます。 レザーフェイスはアメリカで実際に起こったエドゲイン事件をモデルにしており、彼の背景をより詳しく描いたテキサスチェーンソービギニングも後日公開しています。 |
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