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本、映画をつづる日記
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☆砂時計を久々に拝読させてもらったんだけど、やっぱあれ難しいよね
伝えようとしてるものが回りくどく言葉にされてるから、
頭の悪い私には1回じゃストレートに理解できない
それでも前よりは自分なりに解釈できてる気するけどね

大吾は杏に強くなってほしくて20歳に突き放したんだ
将来実際別々に他人として暮らすと決心してたかどうかは微妙だけど
散々引きずってたくらいだし、大吾もあの時戻れるなら戻りたかったんだろう
それでも我慢して杏の将来をちゃんと考えて、母親のようになってほしくなくて
突き放して、応援をした 「がんばれ」と
傷つけたくないから泣かせたくないから腫れ物のように扱ってたけど、
強くなってほしくてあえて「禁句」を言ったんだ

杏は母親によってトラウマになっちゃって、孤独がすごく怖いんだよね
同じ想いはもう二度としたくなくて、それでも大切な人がいる限り恐怖は常にあって
その不安を大吾一人に支えてもらって守ってもらうことに慣れてしまった
本来なら母親が死んでから年月をかけて、
自分ひとりで乗り越えていかなきゃいけなかった問題なのに
甘やかした大吾にも寄っかかった杏にも否はあった
一人と独りは違うよね 杏はそれを区別出来なかったんだなあ
最後自殺未遂直後に気づけたわけだけど

椎花と杏は孤独感を感じてたところで共通点を持ってる
椎花は過ちを犯して、囚われていたものから離れることで解決
杏は囚われていたものがずっと付きまとう、精神的なものだったから
それがずっと荷物になってて抜け出せにくかったんだな
抜け出すっつか向き合う
二人に足りなかったものは自律
弱さって一くくりにした言葉で表現するからわかりにくかったのよ!!
なるほどね!!
母親が感じてた重荷は繊細さから生まれる息苦しさ
原因は自分にあるから環境を変えようと簡単に変わらないという点では杏と一緒
でも、
他人を気遣いすぎて自分を抑え、最終的に周りを顧みず命を捨てた母と
自分の痛みばかり考えて最後に周りの人間のことを思い出し自殺を思いとどまった娘
この点は正反対
ずべてに絶望を感じてた母にとって生きる希望となる存在にまではなれなくても
そんな状況で死ぬ前に唯一気にかけることの出来た存在
それが弱い母親の精一杯の優しさ
うーんうまく言葉にできないけど

深いぜ砂時計……

 

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